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吉夢通信

吉夢通信

葉月によせて・・・。

2014年08月28日
posted by 吉夢 女将

今年も暑い夏でした。

熱中症、エボラ出血熱、そして広島の土砂災害。

まだまだ、震災の影響が大きく尾を引く中、

自然は一時としてとどまることを知りません。

  

先日、小湊でも夜中に雨と共に大きな雷がとどろきわたり、

大地を裂くよう雷鳴に、

布団の中で暫く様子をみておりましたが、

思うことは直ぐお客様は如何かと。

こちらでは、東京で良く聞くゲリラ豪雨のようなものはございませんが、

日本も、そして世界中でも、異常気象と耳にする度に、

人が、人をあやめたり、戦争などしている場合ではないとの、

神仏の声が聞こえてくるようです。

  

先日、終戦記念日にブログでも触れさせて頂きましたが、

そのやなせたかし氏が、生前良く話された言葉に、

「人生は喜ばせごっこ!!」

私達は、何の為に生まれて、何の為に生きるのか・・・。

それは、友をあやめることでも、

戦争という名のもとに、

涙する人々を増やすことでも無いと、

私のような者が大変僭越ですが・・、

やはり世界が、

頂いた日常が平和であって欲しいと、8月は特に祈らずにはいられません。

  

私共吉夢では、今年の夏も、

どのようにして、お越し頂いたお客様に、

喜んで頂き、沢山の思い出をお持ち帰り頂こうかと、

皆がそれぞれの部所で、考え動いて下さいました。

「館は古かったけれど、スタッフ皆さんが大変親切だった!」

「彼と一つ注文したラーメンに、そっと器とレンゲをもう一つ付けて下さった。」

「○○さんが、とても優しく子供に接してくれ、子供が喜んだ!」

「思いがけない灯篭流しの花火に、涙する母との二人旅、

最高の親孝行が出来ました!」

「また、来年必ず来ます!」等々、

有り難い言葉を、沢山々頂戴いたしまして、

「人生は喜ばせごっこ」

お客様の笑顔に、

こちらも、働く・・働かせて頂く喜びを頂き、

喜ばせごっこのキャッチボール!!

お風呂、お料理、ご宴会はもとより、

今年も趣向を凝らして連日行われた、

お子様広場、キッズルーム、お子さまプールに卓球、潮騒の夕べコンサート。

来年を楽しみに・・と、

お帰りになられたお客様のご期待を、決して裏切らないように、

いま此処を大切に・・・。

また、お宿業に謙虚に・・そして精進、邁進してまいりたいと存じます。

  

吹く風も、一服の清涼剤、今日も生かされ深い感謝!!

  

 エレベーター横に飾らせて頂きました「」の額、

東京町屋にお住まいの、

会長の妹さんにあたられる御年91歳、

震災前までは、お弟子さん200名をかかえ、

精力的に、書の道をまっすぐに進んでこられた、

小菅香月さまに無理を言ってお書き頂きました。

また、吉夢に宝物が増えました。