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吉夢通信

吉夢通信

早苗月によせて・・・。

2016年05月26日
posted by 吉夢 女将

青葉若葉のさわやかな風の吹く季節となり、

我が家の庭にも、鳥たちが朝早くからやってくるようになりました。

 

GWには、沢山のお客さまにお越しいただき、

また、ここのところは、小学校の修学旅行のお客さまがお見え下さって、

大きくなられた時に、この旅が良き思い出として残りますように、

スタッフも毎日、アレルギー等諸々に気を配りながら、

お接待にあたっております。

  

日本国中、外国からのお客さまが連日お越しくださり、

最近は、また来たる東京オリンピックを見据えての、

宿泊所の不足等が問題視され、政府が推進する、

民家に観光客を泊める『民泊』の議論も、まだまだ検討中という事で、

問題山積み・・という状態ではないでしょうか。

   

私共ホテル・旅館は、お客さまの安心、安全がまずもっての要です。

消防 保健所 警察関連等々・・・。

旅館業法は、大変厳しいもので、県によって違いますが、

千葉県では、保健所の指導で、予約の折お伝えさせて頂いておりますが、

露天風呂など温泉での、石鹸、シャンプー等使用は禁止になっており、

また、消防法で館内で使用される、

カーテンやのれん等は何は無くとも防炎製でなくてはなりません、

火災報知機の設置、スプリンクラー、重い防火扉も、

全て義務付けられており、

当館でも、良くアンケートに書いて頂きます、

別亭への通路は囲えませんし、屋上に屋根をお付け出来ないのも、

やはり消防法に則ったものでございますので、

何卒お許し頂きたいと存じます。

 

また、この問題は私共だけに関わらず、全てのホテルが適用されるもので、

その中で、それぞれの旅館の方々が、厳しい法規制の中、

ご自分の館の特色を活かしつつ、日々努力なさっておいでで、

それもこれも、全てお泊り頂くお客さまに、

安心、安全にお過ごし頂く為でございます。

   

『民泊』の話から随分と反れてしまったようですが、

安易な民泊制度は、最近世界中で起っておりますテロや、

ゴミ、煙草の吸殻の管理の甘さからの火災等のリスク、

近隣住民とのトラブル等々の不安の要素となる・・と、

私は、捉えております。

 

今回は、少々いつに無くハードな話となりましたが、

やはり、最近の旅館業界の大事な話題ですので、

日々感じた事を、取り上げ書かせて頂きました。

巷では、熱中症対策が聞かれるようになりました、

皆さまも、お気をつけてお過ごし下さいますように。

随分と日没も遅くなり、

夕日を見ながらゆっくりとお湯に浸かる良い季節となりました。

潮騒香る初夏の小湊へ、

どうぞ皆さまお揃いで、お越しくださいますように・・。

沈み行く夕日が海面をオレンジ色に染める中、今日も生かされ深い感謝!!

  

先日、新聞にも大きく取り上げられておりました、

『地球に千葉時代が来る?』

何分素人ですので、詳しい話は省略いたしますが、

養老渓谷のある箇所に、磁場逆転のスポットが在るようで、

ちょうどチーバくんのわき腹辺りです。

私共の社長もいつも市原を抜ける時に、

突然カーナビが狂う場所が以前在ると話していた場所らしいのです。

「千葉セクション白尾層」とはどんなものかというと、

地球で今まで何度も繰り返されてきたという地磁気の逆転、

(地球のN極とS極が逆になる現象)が、

最後にあった時代の地磁気逆転地層を、そう呼ばれているようで・・。

国際標準模式地に選定されると、

その時代は「チバニアン」、千葉時代として登録されることになるのです。

そうなれば、日本で初めての認定となり、その証として地層に、

「ゴールデンスパイク」(国際標準模式地を証微する金色の鋲)が、

打たれることになるようです。

今のところ、世界での候補はイタリアの2箇所らしく、

何しろゴールデンスパイクは、

今まで世界でも65ヶ所にしか打たれていないとのこと。

(ユネスコの機関である国際地質科学連合(IUGS)で認定)

文科相の大臣も視察に訪れ、

地球の地層・歴史に興味のある方は、

是非一度行かれてみては如何でしょうか?

はっきりしない説明、勉強不足で失礼いたします。

詳細は、「チバニアン」で、どうぞご検索下さいませ。