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吉夢通信

吉夢通信

睦月によせて・・・。

2020年01月30日
posted by 吉夢 女将

1月もあっという間に、月末を迎えまして、

先だって、誕生寺さんの団参で、身延山久遠寺、甲府の遠光寺へ行かせて頂きました。

 

誕生寺の御山も、来月の2月16日、日蓮聖人ご降誕会に、

お題目サミットと銘打ち、「南無妙法蓮華経」の、

お題目を唱える宗派、団体がその垣根を越えて、

一同に介す式典がございます。

 

バスの車中で、私が40年前に嫁ぐ前から、お勤め下さっている、

吉夢の、生き字引のような社員さんが、

60代の時よりも、70代になってからの方が、

時間の経つのが、もっと速くなると話して下さり、

私、間髪入れずに、「えぇぇ~!!」と、

バスの中に居る事も忘れて、叫んでしまいました。

今でも速いと思っておりますのに、とんでもない事でございます、

これ以上、超スピードになりましたら、どうしたものでしょう。

しかし、お手本のような先輩がおっしゃるのですから、

それは、決して間違っていない事なのでしょう、

ここはしっかり、受け止めさせて頂かないとなりません。

 

日蓮聖人のお言葉にありますように、

「先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべし。」

人の寿命は無常で、

賢い者も、愚かな者も、老人も、若者も、

いつ生命を失うかわからない儚さが世の常である。

だから、人はまず死に対する心構えについて習い、

その後に、他の事を学ぶべきなのだと言う事でしょう。

   

神仏は、生きるものの命を無限になさらなかった・・限りある命にした事が、

私どもの学びであり、きっと、人生において大切な時間の使い方、

過ごし方にも通じるものと存じます。

有限だから有難い、有限だから大切にと、必然的に、人生観も変わってまいります。

斯く言う私も若い頃は只々、無我夢中で過ごし、

周りをゆっくり見渡す余裕も、深い思いにも、至れませんでした。

年を重ねても、禍福は糾える縄の如し・・の言葉にもございますように、

常に覚悟を持って生きて行かないといけないと、

昨年の大きな出来事に、深く学んだところでございます。

 

日の入りも、僅かづつですが、延びてまいりました。

早春の小湊の海は透明度を増し、水仙の香りが萌えております。

歳月人を待たず・・・。

限りある命をいただき、今日も生かされ・・許され・・大きな感謝!!

 

〇 お客様の笑顔

〇 社員の幸福

〇 地域社会への貢献

吉夢理念の三箇条、

存命中より何かにつけ、会長が我々に伝えて下さってきたものを、

昨年、社長が判り易く、三箇条にして打ち出して下さいました。

本年より、会議の始まりに皆で唱和し、話し合いを始めております。

お客様から笑顔を頂き、その喜びが働く私どもに伝わり、

地域社会へと還元されていく。

その会社の在り方によって、上に立つものが判ると申しても過言では無いと、

年の初めに、更に衿を正して、

心新たに進んでまいりたいと存じます。