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吉夢通信

吉夢通信

夜長月によせて・・・。

2020年09月28日
posted by 吉夢 女将

燃えるような熱い夏を過ぎ、いつの間にか、

すっかり秋空になってまいりました。

 

8月からのGOTOトラベルキャンペーンで、

週末や先日のシルバーウィークは、大変忙しくさせて頂き、

あれよ々という間に、9月も押し詰まってまいりました。

昨年の9月は、ご承知のとおり、房総半島を襲った大型台風により、

施設の破損、断水、停電を経験いたしまして、

秋の訪れを楽しむには程遠い、経験を致しました。

 

台湾からの研修生4名も、初めての夏の厳しい暑さ、忙しさを経て、

最近、一段と逞しくなったように思えます。

10月からは、ピカピカ着物デビュー!!

只今、和装小物や草履を購入し、

これから着付けもしっかり、学んで、

仕事の下地は、出来ておりますので、

沢山の経験を増やす事により、細やかな立ち居振る舞いや、

気配りも身について来ると、信じております。

教えるお姉さん方も、共に学び、より良い連鎖や絆が出来る事が、

今の、私の願いでもあります。

 

9月に誕生日を迎え、外でお婆さん等と声をかけられても、

きっと「あら、誰かしら、まさか私の事?」なんて、キョロキョロ周りを見渡すだけで、

ちっとも、理解出来ないと思われます。

70歳にも数年で手が届く年齢となり、

これからは、少しゆっくり周りを眺めながら、

歩いていけたらと。

そして、今までの人生で、

折々に出会えた方々との、ご縁を大切に、

頂いたご恩は、少しでもお返しして行きたいと。

『 ご恩は感じるものでは無く、返していくもの 』と、

実業家の渋沢栄一翁の書生をやられ、

旧古牧グランドホテル(現在の星野リゾート青森屋)の創業者、故杉本行雄社長様に教えられたと、

昔、青森出張から会長と帰り、社長から聞かされた、

この言葉が、それからの私の座右の銘、心の指針となりました。

恩を感じるとは、良く聞かれる言葉ですが、

この年になり、頂戴したご恩は、ご本人には当然ながら、

他の方にでも、返して行くものだと常に肝に銘じて、

日々を過ごして行きたいものと、心がけております。

 

秋の空は、どこまでも青く、高く、

今日も生かされ、許され、大きな感謝!!

 

何を食べても、何を呑んでも、

出てくる言葉は、一言「美味しーい」。

社長は、箸を置くと、前にあるステップ台に乗り、

トンタン!トンタン!と、小気味よくステップの上り下りが始まります。

ソファに横になったと気を抜いていると、突然、腹筋体操が始まる。

庭に出たと思っていると、素振りが始まる。

社長はスポーツの秋、私は豊穣の秋。

最近、我が家でも、生活のソーシャル・ディスタンスが、はっきりしてまいりました。

来月は、出来なかった健康診断の予備日・・いざ、数値はいかに。