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吉夢通信

吉夢通信

スタート!!

2012年04月03日
posted by 吉夢 女将

昨日は、吉夢でも入社式が無事済み、

可愛いお嬢さん方を・・・もうすでにたくましいご子息さんを、

またお預かりする時期がまいりました。

  

毎年ですが、迎える私共も、 心引き締まる1日となります。

昨年の新人さんは、異例の8月が入社となりましたが、

先日、家庭の事情でお辞めになった1名を除いて、

皆、吉夢の一員となって毎日、

良く働いて助けてくれ、有り難い事と思っております。

  

日本全国、否、世界中で新生活をスタートなさっている皆様、

どのような事が起きようとも、

なぜか日本人の心を打つ、あの桜の花のように、

私も含め、心新たに、それぞれの置かれた場所で、

それぞれの花を、咲かせるといたしましょう!!

おおいなる自然の営みに、

今日も、深く感謝!!

    

                            (4月2日 潮がひいたホテル下 テラスより撮影)

 

新社会人おめでとう。

君は今どんな職場で出発の日を迎えただろうか。

それがどんな仕事であれ、そこは君の人生の出発点になる。

仕事とは何だろうか。

君が生きている証しが仕事だと私は思う。

大変なことがあった東北の地にも、

今、リンゴの白い花が咲こうとしている。

皆、新しい出発に歩もうとしている。

君はリンゴの実がなる木をみたことがあるか。

リンゴ園の老人が言うには、

一番リンゴらしい時に木から取ってやるのが、大切なことだ。

落ちてからではリンゴではなくなるそうだ。

それは仕事にも置きかえられる。

落ちるリンゴを待っていてはダメだ。

木に登ってリンゴを取りに行こう。

そうして一番美味しいリンゴを皆に食べてもらおうじゃないか。

一、ニ度、木から落ちてもなんてことはない。

リンゴの花のあの白の美しさも果汁のあふれる美味しさも、

厳しい冬があったからできたのだ。

風に向かえ。

苦節に耐えろ。

常に何かに挑む姿勢が、

今、この国で大切なことだ。

                 伊集院 静氏 『 落ちるリンゴを待つな。』より抜粋