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吉夢通信

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西蓮寺 秘仏の薬師如来御開帳

2010年01月09日
posted by 吉夢

西蓮寺にて12年ぶりに薬師如来坐像の御開帳が昨日と今日ありました。

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この西蓮寺は天安2年(858)に慈覚大師が創建したとされ、1150年余りの歴史をもつ天台宗の古刹です。戦国時代に戦火に遭い薬師堂以外を消失しましたが、正徳年間(1711~15)に再興し、文化7年(1810)に大規模な修復が行なわれました。また日蓮聖人が12歳まで過ごした縁があり乳母のお墓が現存します。

薬師堂に鎮座する薬師如来坐像は、ヒノキ材を使った高さ87センチの仏像で制作は13世紀前半と推定されているそうです。

病気平癒、無病息災などの功徳で壇信徒の信仰を集めていて古くは60年に1度しか開帳しない秘仏だったそうでが、寅年の初薬師法要で拝観できるように近年改めたそうです。今年は8日PM1:00~3:00・9日PM1:30~2:00とPM3:00~3:30まで仏像を納める厨子の扉が開いたそうです。

各回限定30人で学芸員による歴史の特徴の説明会があったそうですが、私は行けず知人が参加し写真を撮影してきてくれました。

この仏像を拝めるのは今度は12年後です。私も是非次回は拝んでみたいものです。

写真は市内在住 新井さん撮影