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吉夢通信

吉夢通信

花見月によせて・・・。

2017年04月21日
posted by 吉夢 女将

青葉若葉の眩しい季節となりました。

春ですね~♪♪

 

先日、姪の結婚式に出掛けてまいりましたが、

車窓からの風景を眺め、移りゆく景色は、すっかり春の装いとなり、

黄色の菜の花は、早春の頃から今の時期まで、随分と長い時間、

私達を楽しませてくれています。

   

毎年4月の平日は、新しい年度の始まりでもあり、

比較的しゃかりきに忙しい時期ではないのですが、

今月は、新入社員さんの約2週間の研修を頂き、

また約1ヶ月にわたるシリーズで、日帰りの団体のお客様をお受けし、

頂いてきた営業マンさんも、調理も接客もフロントも、

設営、施設、売店等々、名前があがらなかった諸々の部所も、

皆一丸となって頑張って働いて下さっています。

  

若い頃、社長も営業で各地を廻っておりましたが、

ご送客下さるお店の方に話を聞いて頂き、カウンターの中に入れて頂くまで、

それは々、何度も何度も足を運び、あの頃は靴の減りも早かったですね。

営業の方は皆さんそうでしょうが、お客さまを頂くまで、大変な思いをし、

1台のバスがやっと来て下さるようになるのです。

嫁ぎました頃、旅館は只待ってましたら、お客さまが来て下さると勘違いし、

全く私、分かっておりませんでした。

駅で番頭さんが、『今夜のお宿はお決まりですか?』なんて、

そんな事は、昔々の話ですね。

現在はネットの時代でもあり、宿泊の予約もネットがかなり増えましたが、

お越し頂き、玄関に一歩、足を踏み入れて下さったら、

そこからは、機械操作では無く、すべて人と人との、かかわり合いとなるのが、

このホテル・旅館業です。

  

最近は、受動喫煙も大きく叫ばれ、

吉夢でも、現在数ヶ所の喫煙コーナーがございますが、

更に喫煙コーナーを増設する予定で、設計に掛かっております。

来て頂くお客さまに、海を眺めながら、

快適で、ゆったりとしたお寛ぎを提供させて頂く為に、

常に、変化し切磋琢磨してまいりたいと、日々願うものでございます。

  

折角咲きましたチューリップは、残念ながら粗方雨風で散ってしまいましたが、

我が家の八重桜は、今を盛りと美しく咲いてくれています。

 

東京には、黒いリクルートスーツに身を包んだ女性の姿が随分目に止まり、

就活ですね、思わずお節介おばさん、「がんばれ!!」なんて、

心で叫んでしまいました。

新人さんも、入社式からあっという間に20日が過ぎ、

皆さん先輩さんと共に、頑張って下さってます。

このまま、連休に突入!!

でも、5月の連休の後には、楽しい社員旅行が待っていまーす。

今年は、お伊勢参りと名古屋の旅♪

豚捨ですき焼き、赤福食べて、ひつまぶし、手羽先食べて、

いやいや、しっかりお伊勢さま・・お参りしてまいります。

 

数日前と打って変わって、波は穏やかで透明な海面、

人々の様々な思いをすべてのみ込み、大いなる自然に・・・、

今日も生かされ深い感謝!!

  

春は、別離の季節である。

四季は、春、夏、秋、冬と同じようにあるのに、

どういうわけか、私の別離の記憶は、春であることが多い。

卒業式、入学式、転校、就職、転勤、引越し・・・と、

春は人々がどこか別の世界、場所へ行かなくてはならない出来事が、

他の季節よりたくさんあるからかもしれない・・・・。

苦しみ、哀しみを体験した人たちの身体の中には、

別離した人々が、いつまでも生きていて、

その人の生の力になっています。

だからこそ懸命に生きねばならないのです。

私は今、《さよならが与えてくれた力》を信じています。

( 伊集院 静 大人の流儀7 さよならの力・・より抜粋 )